冷麺
韓国人がこよなく愛する冷え冷え冷麺~冷やし方が半端ない!

ずいぶん昔、日本の韓国料理店で冷麺を食べたことがあります。麺はまるで輪ゴムを噛んでいるようで、いつ飲み込んだらいいか分かりませんでした。

そんな経験があったので、それからずーっと冷麺を避けてきました。そのことを韓国人の友人に話すと、

「それはおかしい。麺の質が悪いか、ゆで時間が足らない。夏になったら作ってあげる。」

と言われ、ついに韓国人の満足する冷麺と対面することになりました。

冷麺

韓国のスーパーでは家庭用にたくさんの冷麺が売られています。子供からお年寄りまでみんな冷麺が大好きです。冷麺なしの夏は考えられないそうです。日本でよく見かける冷やし中華と同じ感じで、ゆでるだけになった麺と袋に入ったスープがセットになっています。

ちなみに、冷麺、冷やし中華、冷やしラーメンはそれぞれ全くの別ものなので混同しないようにしましょう。冷麺はたっぷりのスープがあるので250㏄ぐらいのスープが袋に入っています。

買って来ると韓国人はだいたいそれを冷凍庫で保存します。みんなが愛する冷麺なので、作り方にもこだわります。

こだわりのポイントはいかに冷たく食べるか。

いざ冷麺を食べたい時に取り出してスープを常温に置き、麺をゆでたりゆで卵の準備をしたりします。麺がゆだったら冷水でしめ、それからスープをかけるのですが…。まだ溶けきっていないのでシャクシャク音がする状態です。本当に冷え冷え。

日本の韓国料理店で食べた時にはぬるいスープに二つほど氷が入っていたような気がしますが、本場物はスープ自体が凍っていました。

もともと私は冷たいものがあまり得意ではなく、かき氷はおろか冷蔵庫から出したばかりのビールも飲めない人です。熱いお茶をいれてから冷麺をいただきました。

麺の食感はモチモチツルツルで美味しかったです。以前食べたゴム感はなく、冷麺への見方が変わりました。

スープもとてもあっさりしていて夏向きです。麺の上にキムチをのせて食べるのも韓国流ですが、これもまた美味しい。

ただ、冷たすぎる。ひたすら冷たいんです。

半分ほど食べたところで冷たさに耐えられず、私は友人の反対を押し切ってレンジで常温までチンしました。

「常温の冷麺はもはや冷麺ではない」

と突っ込まれましたが、私からするとこの方がスープと麺の味がよくわかり、安心感のある美味しさでした。

韓国では全体的な食文化として、健康に配慮する意識が高いように感じますが、この極度に冷たい冷麺は健康志向に反すると思うのは私だけでしょうか?

かき氷を食べても平気な方や、お腹には自信がある、という方はトライしてみるのもいいかもしれません。