からあげ
韓国ってチキンが主食!? 日本と韓国「唐揚げ」の違いについて。

「チメッ」は韓国の若者たちが大好きな言葉です。これはチキンとメクチュ(ビール)を合わせた流行りの造語です。これだけ見ても韓国でチキンがどれだけ愛されているか分かります。

飲み会と言えばチキン、小腹がすいたと言えばチキン、夜食にもチキンです。

からあげ

でもこのチキン、家庭で作ることはあまりありません。お店に食べに行くこともありますが、ほとんどの場合がテイクアウトかデリバリーです。電話一本ですぐに配達してもらえるのは嬉しいですが、一人当たりの量の多さにはびっくりです。

普通日本人なら、一口大のから揚げを4、5個食べればもう大満足ではないでしょうか?

でも、韓国では一人につき鶏一羽があたりまえ。女の子で二羽食べる人も珍しくありません。中華料理ではないのでさすがに頭や足先は入っていませんがすごいボリュームです。

基本的に骨付きのままゴロゴロと切り分けられているので、手をベタベタにしながらかぶりつくのがチキンの流儀。だいたい大根の甘酢漬けがセットになっているので、時々それをポリポリしながらひたすらチキンを食べ続けます。韓国の美男美女が威勢よくチキンを食べる姿に、韓国のパワーを感じます。

とはいっても、これはチキンの役割が日本と違うからでもあります。日本では、から揚げはおかず。もちろんビールのつまみにもなりますが、たくさんあるおつまみの中の一品です。

一方韓国では、チキンがある時にほかの物は食べません。もし、お母さんが、

「今日はチキンよ」

と言えば、その日の食卓にあるのはデリバリーしたチキンとセットの大根の甘酢漬けだけ。もちろんご飯は食べません。これは結構衝撃でした。主食なしでチキンを食べるというより、むしろチキンが主食になっているかのようです。

ある時、韓国人の友人がデリバリーしたチキンをみんなで一緒に食べたのですが、私は三個でギブアップ。醤油味のカンジャンチキンもコチュジャン×ケチャップ味のヤンニョンチキンも、とっても美味しいのですがかなりこってりしているので、日本人は鶏半分でちょうどいいかと思います。

先日、自分でもカンジャンチキンとヤンニョンチキンを作ってみました。鶏丸ごとをぶった切りにするのは大変なので、胸肉と手羽元を買ってきて何となくのイメージで作ったのですが韓国人に大好評!一応ご飯とサラダも準備したのですが、ほとんど眼中にないようでした。

私は常々韓国人にパワーとエネルギーを感じます。以前はそれがキムチパワーだと思っていたのですが、最近でそれにチキンパワーが加わっているのではないかと思います。