韓国の常備菜
韓国の食卓に欠かせない「常備菜」は主婦の味方?それとも敵?

韓国の「常備菜」にはいろいろな種類があります。キュウリの漬物、にんにくの芽のあえ物、きのこの炒め物など、日本人から見るとほとんどすべての物が常備菜として作り置きできるようです。

 

韓国の常備菜

 

でも煮物系の料理を常備菜にしているのは見たことがありません。その種類や材料によって保存期間が3、4日のものから一ヶ月の物までさまざまです。

忙しい日、または料理をする気にならない日は、キャベツを蒸して韓国のりを切ったらOKです。キャベツにご飯と常備菜をのせ包んでパクリと食べます。

または、ご飯に常備菜をのせ海苔でくるりとしてパクリ。

よっぽど食にうるさい旦那さんがいるのでないかぎり、それで食事として成立するとのことです。日本人の主婦からしたら、本当に羨ましいですよね。

でも逆に常備菜を作らないと、料理をしない人、とみられます。毎回の食事でどれだけ豪華で手の込んだものを作っても常備菜を作らないと、「料理をしない人」なんです。

日本だったら、毎回同じものが食卓に並べば家族の誰かから苦情が出るだろうし、それこそズボラな人と見られます。こんなに近い韓国ですが、こんなところに食文化に対する感覚の違いがあるなんて面白いです。

韓国ではスープも作り置きOKです。常備菜、とは呼びませんが、作る時には鍋にいっぱい作って2,3日飲みます。

日本の味噌汁は二日目に飲むと美味しくありません。でも韓国味噌の味噌汁は二日目がもっと美味しいんです。

二日目のカレーが美味しいのと同じことなんだと思いますが、ジャガイモの角がとれ、青唐辛子の辛みが味噌になじんでホッとする美味しさになります。

ワカメスープは作り立ては歯ごたえのあるワカメを味わい、二日目はとろりとしたワカメを楽しむ、といった感じです。

 

韓国のわかめスープ

 

韓国の冷蔵庫が大きくて一家に2,3台あるのも納得。キムチ専用冷蔵庫以外に、常備菜のタッパーとスープの鍋がそのまま入る冷蔵庫がなかったら、作り置きの食文化は成り立たないと思います。

日本人の私からすると、時間がある時に常備菜を作っておけばいい韓国のこの食習慣は主婦を助ける良い味方だと思うのですが、韓国人が言うには、常に常備菜を用意していなければならない韓国の主婦はとても大変だ、とのことです。

お互いその立場になったことがないので、それぞれの苦労を知らない点もたくさんあるのだと思います。でも共通して言えるのは、どちらの国でも主婦はとっても働き者。家族の食事ために日々頑張るのが主婦なんですね。