キムチ
韓国人って、本当に毎日キムチを食べるの?

日本のスーパーでもいろいろなキムチが売られるようになりました。キムチが好きな日本人も大勢いるのではないでしょうか?

 

私もキムチが好きですが、はっきり言って一週間に2回食べれば十分です。飽きてきます。

でも韓国人は文字通りキムチを手放すことができません。毎日どころか朝、昼、晩の三食全部にキムチを食べます。

まず驚くのが、一般家庭に普通にあるキムチ専用冷蔵庫。日本なら業務用としかならないような箱型の冷蔵庫が普通の家庭にあります。子供が4,5人入って遊べそうな大きさです。

冬白菜の収穫の時期になると、どこの家庭でも100個から200個の白菜を使ってキムチを作りその冷蔵庫に入れ保存します。温度の調節ができるので、その時のキムチの発酵度合いに合わせて調節するのだそうです。

なぜキムチ専用冷蔵庫を使うかというと、大容量が必要なのはもちろんですが、他の食品ににおいが移るのを避けるためだとか。大好きなキムチではあっても、韓国人がにおいを厄介に感じることはあるようです。

そして、種類もとっても豊富です。白菜と大根とキュウリだけでなく、ニラやミニ大根、山菜も美味しいキムチになります。

定番の白菜のキムチでも魚介類を入れたものや発酵させないものもあり、私たちが思っているキムチとだいぶちがうものもあります。それらを毎回の食事で少しずつ出して食べます。

 

キムチ

 

キムチは韓国人にとって「おふくろの味」。家庭によって少しずつ味が違い、作り方やこだわりも違うので、その食べ比べをするのは本当に楽しいです。

11月頃はオモニ(お母さん)たちがとても忙しい時。それは1年分のキムチを作る時だから。でも、同時に活気があって楽しい時期です。

私もキムチ作りを手伝わせてもらったことがありますが、結構な重労働です。白菜を洗って塩水に漬け、タレを作り、葉の1枚1枚の間にそのタレをすり込んでいきます。でもその時のみんなの表情は楽しそうでとても良いムードでした。

キムチを作った日に食べるお決まりのメニューが「ゆで豚」。ちょっとイイ豚肉のブロックを買ってきて、キムチを作っている時にコトコトと長時間かけて茹でます。その豚肉を出来立てのキムチと一緒にレタスなどに包んでパクリ。その時に韓国味噌を一緒に包むのもおすすめです。シンプルですが本当に美味しいです。

韓国文化の伝統行事ともいえるキムチ作りは、とても良いコミュニケーションの場にもなります。でも、近年の若い人の中にはキムチのつくり方を知らず、もっぱらスーパーで買う、という人もいるようです。

こんなに温かな韓国の食文化キムチはこれからも続いていって欲しいな、と思います。

韓国のスプーン
韓国料理ではスープが出なくても、スプーンが必要!?

韓国人のルームメートと一緒に家ご飯を食べる時、最初おどろいたのが、毎回の食事で必ずスプーンを使うことでした。スープやお箸では取りにくいものがない時でも必ずスプーンを使います。

 

韓国のスプーン

 

私は全然スプーンの必要性が分からずに、

「どのタイミングでスプーンを使うの?」

と聞いてみました。すると、

「ご飯を食べるとき」

との返事。観察していると確かに、お茶碗からご飯をすくう時に使う頻度が高いようです。

もちろん私たちと同じようにお箸を使うこともあるのですが、まめに持ち替えては両方使って食事をするんです。

それに、大皿からとって食べる場合、日本人のように一箸ずつお茶碗にとるよりも、スプーンで多めにお茶碗にとってから食べることも多いです。

どうやらこの習慣は、韓国の食事のマナーと大きな関係があるようです。日本ではお茶碗やお皿を手で持ち上げて食べるのが正しいマナーです。私も子供のころお茶碗を持たずに食べていると母から、

「左手は何してるの?行儀が悪い。」

と叱られたものです。

でも、韓国では全く反対。食器を持ち上げると、ガッツイテいるように見えマナー違反です。そのため、普通食器はテーブルの上に置いたままなのですが、それだとお箸ではきれいに食べられません。それでスプーンですくって食べる、という便利な方法が習慣となっているようです。

それに、スプーンを使うがゆえの美味しい食べ方もあるんです。「スプーン小丼ぶり」と、勝手に名付けてみました。韓国の友人たちがみんなやる方法です。

まずスプーンに半分ぐらいご飯をとり、そこにキムチや小魚、漬物や炒め物など何種類かのおかずを一緒にのせ、一口で食べる。単純なんですがやってみると結構おいしく小さなのっけ丼のようです。

でも、私はそれまで左手でスプーンを使ったことがなかったので、慣れるまでぎこちなかったです。しかも韓国のスプーンは長くて重いので結構疲れます。脳の運動になっていれば良いのですが。

 

韓国のスープ・ソルロンタン

 

韓国料理にもいろいろなスープがあり、日本の味によく似たものもあります。そうしたスープを飲むときにも、基本お碗は持ち上げませんし、日本人のようにお碗に直接口をつけて飲むなんてことは絶対にしません。スプーンで一口ずつ飲むんです。生活の他の面ではいろいろワイルドな韓国人ですが、スープの飲み方はおしとやか。

同じアジア人で、似通った点がある一方でそれぞれの違いもしっかりとあり、知れば知るほど興味が出てくる韓国の食文化です。

からあげ
韓国ってチキンが主食!? 日本と韓国「唐揚げ」の違いについて。

「チメッ」は韓国の若者たちが大好きな言葉です。これはチキンとメクチュ(ビール)を合わせた流行りの造語です。これだけ見ても韓国でチキンがどれだけ愛されているか分かります。

飲み会と言えばチキン、小腹がすいたと言えばチキン、夜食にもチキンです。

からあげ

でもこのチキン、家庭で作ることはあまりありません。お店に食べに行くこともありますが、ほとんどの場合がテイクアウトかデリバリーです。電話一本ですぐに配達してもらえるのは嬉しいですが、一人当たりの量の多さにはびっくりです。

普通日本人なら、一口大のから揚げを4、5個食べればもう大満足ではないでしょうか?

でも、韓国では一人につき鶏一羽があたりまえ。女の子で二羽食べる人も珍しくありません。中華料理ではないのでさすがに頭や足先は入っていませんがすごいボリュームです。

基本的に骨付きのままゴロゴロと切り分けられているので、手をベタベタにしながらかぶりつくのがチキンの流儀。だいたい大根の甘酢漬けがセットになっているので、時々それをポリポリしながらひたすらチキンを食べ続けます。韓国の美男美女が威勢よくチキンを食べる姿に、韓国のパワーを感じます。

とはいっても、これはチキンの役割が日本と違うからでもあります。日本では、から揚げはおかず。もちろんビールのつまみにもなりますが、たくさんあるおつまみの中の一品です。

一方韓国では、チキンがある時にほかの物は食べません。もし、お母さんが、

「今日はチキンよ」

と言えば、その日の食卓にあるのはデリバリーしたチキンとセットの大根の甘酢漬けだけ。もちろんご飯は食べません。これは結構衝撃でした。主食なしでチキンを食べるというより、むしろチキンが主食になっているかのようです。

ある時、韓国人の友人がデリバリーしたチキンをみんなで一緒に食べたのですが、私は三個でギブアップ。醤油味のカンジャンチキンもコチュジャン×ケチャップ味のヤンニョンチキンも、とっても美味しいのですがかなりこってりしているので、日本人は鶏半分でちょうどいいかと思います。

先日、自分でもカンジャンチキンとヤンニョンチキンを作ってみました。鶏丸ごとをぶった切りにするのは大変なので、胸肉と手羽元を買ってきて何となくのイメージで作ったのですが韓国人に大好評!一応ご飯とサラダも準備したのですが、ほとんど眼中にないようでした。

私は常々韓国人にパワーとエネルギーを感じます。以前はそれがキムチパワーだと思っていたのですが、最近でそれにチキンパワーが加わっているのではないかと思います。

冷麺
韓国人がこよなく愛する冷え冷え冷麺~冷やし方が半端ない!

ずいぶん昔、日本の韓国料理店で冷麺を食べたことがあります。麺はまるで輪ゴムを噛んでいるようで、いつ飲み込んだらいいか分かりませんでした。

そんな経験があったので、それからずーっと冷麺を避けてきました。そのことを韓国人の友人に話すと、

「それはおかしい。麺の質が悪いか、ゆで時間が足らない。夏になったら作ってあげる。」

と言われ、ついに韓国人の満足する冷麺と対面することになりました。

冷麺

韓国のスーパーでは家庭用にたくさんの冷麺が売られています。子供からお年寄りまでみんな冷麺が大好きです。冷麺なしの夏は考えられないそうです。日本でよく見かける冷やし中華と同じ感じで、ゆでるだけになった麺と袋に入ったスープがセットになっています。

ちなみに、冷麺、冷やし中華、冷やしラーメンはそれぞれ全くの別ものなので混同しないようにしましょう。冷麺はたっぷりのスープがあるので250㏄ぐらいのスープが袋に入っています。

買って来ると韓国人はだいたいそれを冷凍庫で保存します。みんなが愛する冷麺なので、作り方にもこだわります。

こだわりのポイントはいかに冷たく食べるか。

いざ冷麺を食べたい時に取り出してスープを常温に置き、麺をゆでたりゆで卵の準備をしたりします。麺がゆだったら冷水でしめ、それからスープをかけるのですが…。まだ溶けきっていないのでシャクシャク音がする状態です。本当に冷え冷え。

日本の韓国料理店で食べた時にはぬるいスープに二つほど氷が入っていたような気がしますが、本場物はスープ自体が凍っていました。

もともと私は冷たいものがあまり得意ではなく、かき氷はおろか冷蔵庫から出したばかりのビールも飲めない人です。熱いお茶をいれてから冷麺をいただきました。

麺の食感はモチモチツルツルで美味しかったです。以前食べたゴム感はなく、冷麺への見方が変わりました。

スープもとてもあっさりしていて夏向きです。麺の上にキムチをのせて食べるのも韓国流ですが、これもまた美味しい。

ただ、冷たすぎる。ひたすら冷たいんです。

半分ほど食べたところで冷たさに耐えられず、私は友人の反対を押し切ってレンジで常温までチンしました。

「常温の冷麺はもはや冷麺ではない」

と突っ込まれましたが、私からするとこの方がスープと麺の味がよくわかり、安心感のある美味しさでした。

韓国では全体的な食文化として、健康に配慮する意識が高いように感じますが、この極度に冷たい冷麺は健康志向に反すると思うのは私だけでしょうか?

かき氷を食べても平気な方や、お腹には自信がある、という方はトライしてみるのもいいかもしれません。

韓国の常備菜
韓国の食卓に欠かせない「常備菜」は主婦の味方?それとも敵?

韓国の「常備菜」にはいろいろな種類があります。キュウリの漬物、にんにくの芽のあえ物、きのこの炒め物など、日本人から見るとほとんどすべての物が常備菜として作り置きできるようです。

 

韓国の常備菜

 

でも煮物系の料理を常備菜にしているのは見たことがありません。その種類や材料によって保存期間が3、4日のものから一ヶ月の物までさまざまです。

忙しい日、または料理をする気にならない日は、キャベツを蒸して韓国のりを切ったらOKです。キャベツにご飯と常備菜をのせ包んでパクリと食べます。

または、ご飯に常備菜をのせ海苔でくるりとしてパクリ。

よっぽど食にうるさい旦那さんがいるのでないかぎり、それで食事として成立するとのことです。日本人の主婦からしたら、本当に羨ましいですよね。

でも逆に常備菜を作らないと、料理をしない人、とみられます。毎回の食事でどれだけ豪華で手の込んだものを作っても常備菜を作らないと、「料理をしない人」なんです。

日本だったら、毎回同じものが食卓に並べば家族の誰かから苦情が出るだろうし、それこそズボラな人と見られます。こんなに近い韓国ですが、こんなところに食文化に対する感覚の違いがあるなんて面白いです。

韓国ではスープも作り置きOKです。常備菜、とは呼びませんが、作る時には鍋にいっぱい作って2,3日飲みます。

日本の味噌汁は二日目に飲むと美味しくありません。でも韓国味噌の味噌汁は二日目がもっと美味しいんです。

二日目のカレーが美味しいのと同じことなんだと思いますが、ジャガイモの角がとれ、青唐辛子の辛みが味噌になじんでホッとする美味しさになります。

ワカメスープは作り立ては歯ごたえのあるワカメを味わい、二日目はとろりとしたワカメを楽しむ、といった感じです。

 

韓国のわかめスープ

 

韓国の冷蔵庫が大きくて一家に2,3台あるのも納得。キムチ専用冷蔵庫以外に、常備菜のタッパーとスープの鍋がそのまま入る冷蔵庫がなかったら、作り置きの食文化は成り立たないと思います。

日本人の私からすると、時間がある時に常備菜を作っておけばいい韓国のこの食習慣は主婦を助ける良い味方だと思うのですが、韓国人が言うには、常に常備菜を用意していなければならない韓国の主婦はとても大変だ、とのことです。

お互いその立場になったことがないので、それぞれの苦労を知らない点もたくさんあるのだと思います。でも共通して言えるのは、どちらの国でも主婦はとっても働き者。家族の食事ために日々頑張るのが主婦なんですね。

ホールケーキ
韓国ではケーキも分け分け!フォークでパクパク!それが楽しい!

ホールケーキで盛り上がるのは万国共通。日本人だと切り分けて食べるのが一般的なホールケーキですが、韓国人はその食べ方がとってもアットホームなんです。

ケーキがテーブルの真ん中に置かれると、みんながフォークをもってスタンバイ。コーヒーもしくはワインをいれたら準備完了。一つのホールケーキをみんなでつついて食べるんです。

もちろん、かなり親しい間柄でなければこの食べ方はしないそうですが、日本だったら家族でもしませんよね。

 

ホールケーキ

 

しない、というよりその発想がない。パンをハサミで切る光景は見慣れていたので、もしもケーキをハサミで切るのならそれほど驚かなかったと思いますが、切り分けないのは私の想像を超えていました。

でもこれが楽しいんです。ポテトチップスをみんなでワイワイつまむ感じでとってもフランキーなスタイル。

その他にもいろいろな物をダイレクトに分け合います。カップのアイスクリームも同じことです。大きなサイズを数人の友達と一緒に食べます。

日本だったら恋人でもない異性の友人と二人で同じカップアイスを一緒に食べることはあんまりないと思います。もしあったとしたら、お互いに気まずいか、逆にちょっとラブラブになるかもしれません。韓国では普通すぎてなんとも思いません。

それから他にもペットボトルの飲み物。4,5人で遊びに行ったとします。そこで飲料水を買う場合、2リットルぐらいの大きなペットボトルを一本買うんです。飲むときにはみんな口をつけずに宙に浮かせた状態で回し飲みです。

実は今、私はこの技を練習中です。なかなか難しくてまだ成功は五分五分といったところです。傾けないともちろん水は出てこないし、うっかり傾けすぎると口からあふれます。その加減が難しいのです。

韓国人たちはみんな慣れているのでとてもスムーズです。ゴミも少なくエコですね。自分専用ボトルから飲むときも口をつけずに飲む人が多く、なぜそうするのかを聞くと、

「何となく習慣で」

だそうです。

ファーストフード店などのジュースやコーヒーを飲む時、フタを外せば基本誰が飲んでもいい、というような感覚も新鮮でした。

つまり、人が飲む時に使ったストローを使うのは失礼だけど、ストローがついているフタを外してカップから直飲みすればオッケー、という感覚です。

もちろん目上の人にこんなことはしませんが、韓国人が非常に重視する「タメ」となら、2,3回会議で会っただけの関係でも普通にできてしまいます。

韓国人は人とのつながりを本当に大切にします。私が韓国人のケーキの食べ方からかいま見ることのできたこの食文化は、まさに韓国人の人との接し方や関わり方をよく表していると思います。彼らの温かさや親密さを感じられる楽しい経験です。

インスタントラーメン
韓国のハイクオリティーなインスタントラーメン

健康意識、美容意識が高い韓国で、インスタントラーメンは「体に悪い」というのが、一般の人の考えです。

 

でも、口ではそう言いながらみんな実はインスタントラーメンが大好きです。実際韓国のインスタントラーメンはとっても美味しく、すでに韓国の一つの食文化ともいえるでしょう。

私の友人は、

「たくさんのニンニクを切らずに丸ごと入れてラーメンを作れば、毒素はすべてニンニクが吸収してくれるから大丈夫」

と言っていました。まるで説得力のない言葉ですが、彼はこの独自の考えを信じていました。

韓国のラーメンは太麺のものが多くモチモチした食感です。

インスタントラーメン

 

私の大好きなラーメンは「長崎チャンポン」。これ、名前は長崎チャンポンですが味は日本の長崎チャンポンと全く違います。色は白くてだいたい同じなのですが、かなり辛いのが特徴です。

辛いイコール赤い、が定番だった中で白いのに辛いこのラーメンはかなりのブームになったそうです。

もともとラーメンにこだわりも興味もなかった私ですが、韓国の長崎チャンポンにはハマりました。毎回友人に持ってきてもらうほどです。

ジャージャー麺とスパゲティをかけた「ジャパゲティ」も人気です。カップ焼きそばと同じ要領で作るのですが、お湯を全部切ってしまうのではなく少し残すのがポイントだそうで、その時の韓国人の表情は一応に真剣です。

ちなみに私には甘すぎてダメでしたが、私の日本人の友人はこれが大好きなので機会があったらお試しあれ。

食べ方も韓国らしいです。数人で食べるとき、大鍋で作り鍋ごと食卓にドンとおきます。それで、まるで味噌煮込みうどんを食べるかのように自分でお碗にとりながら食べるんです。

ご飯も欠かせません。ご飯がめいめいに取り分けられる時もありますが、簡単に済ませたい時はラーメンの鍋の横にご飯の入ったどんぶりが置かれ、食べたい分を自分でラーメンの上にのせて食べます。ラーメンでご飯を包むように食べてもOKです。

ラーメンだけでお腹いっぱいになるのに、どうしてご飯を食べたいんだろう?と不思議に思っていましたが、やってみると、ご飯がすすむ!

日本のインスタントラーメンでもやってみましたが、なにか違うんです。辛いからなのか、韓国のインスタントラーメンにはご飯がベストマッチです。

韓国ドラマでおなじみの、鍋のフタを取り皿代わりに使って食べるアレ、男性一人暮らし、などの場合はやる人もいるようですが、家でやってオンマー(お母さん)に見つかるとかなり怒られる行儀の悪い食べ方だそうです。

カップラーメンを食べるときにフタを三角に折って取り皿にするのも韓国風。「熱いから」が主な理由のようですが、上品なのかワイルドなのか微妙なところがまた面白いです。インスタントラーメン一つでこんなに韓国の日常が見えてくるって本当に興味深いですね。

オイキムチ
韓国人が家でも食べる!本当に人気な韓国料理とは?

海外で日本料理店に行くと、寿司、そば、刺身、天ぷらなどをよく目にします。でも煮物や酢の物ってあまり見かけないかも。

韓国料理も同じで、お店で私たちが食べる韓国料理と韓国の家庭で日常食べられているものに少しの違いがあります。韓国の食文化を知りたいならまず家庭から。ここでは韓国人に人気の、そして日本人にも人気のある家庭料理のいくつかを紹介します。

■オイムッチム(キュウリのあえ物)

オイキムチ
キュウリの酢の物韓国版、といった感じのものです。まずキュウリを輪切りにし、そこにみじん切りのニンニクと酢を入れよく混ぜ合わせます。味を見ながら塩と粉唐辛子を加え、ゴマ油を回しかければ出来上がりです。

■ダットリタン(鶏肉の辛い煮物)
これぞ韓国、という味と色です。本場では鶏丸ごと1羽を解体して使いますが、日本では鶏手羽元を使えば十分だと思います。鶏肉を圧力鍋で5分加圧します。
フタを取り一口大に切ったジャガイモ、ニンジン、玉ねぎを入れます。そこにみじん切りのニンニクをたっぷり入れ、醤油、コチュジャン、粉唐辛子、砂糖を同量ずつ入れて5分加圧します。味を調えて完成です。

■ジンダッ(鶏肉の煮物)
ダットリタンが辛すぎる、という人におすすめなのがこれ。材料も作り方もダットリタンとほぼ同じですが、そこに太くてコシの強い春雨が入るとベストです。醤油と砂糖だけで煮るので、日本の味によく似ています。

■パジラカルグックス(あさりのうどん)
とてもさっぱりした味のあさりの香りのきいた麺物です。まずたっぷりの水で煮干しのだしをとります。そこに小さめに切った野菜を入れていきます。
何の野菜でもいいのですが通常はジャガイモ、ズッキーニ、えのき、ニンジンなどです。そこに青唐辛子とあさりを入れ、塩とコショウで味付けします。ゆでたてのうどんにアツアツのスープをかけて出来上がり。

■カンジャジョン(ジャガイモのお焼き)
チヂミのように薄くのばして焼くお焼きです。材料はジャガイモだけ。ジャガイモをなるべく細い細切りにし塩を入れて、油を多めにひいたフライパンで焼きつければ完成。
ジャガイモが太めになってしまった時は、少量の小麦粉と水を入れるとバラバラになりません。ニンジンの細切りや青唐辛子をいれてもいいでしょう。食べるときにお好みで醤油とゴマ油を合わせたタレにつけます。
ジャガイモを細切りにするのではなく、すりおろすタイプもありますが、個人的な好みでは歯触りの楽しい細切りタイプがおすすめです。

今ここに紹介した韓国料理はどれも、私が日本人の友人たちに作ってとても人気だったメニューです。簡単にできるのでぜひ試してみてくださいね。

サムギョプサル
韓国人の豚肉への情熱的なこだわり~サムギョプサル、ポッサム…

プルコギという料理には2種類あります。一つは豚肉と野菜のピリ辛炒め、もう一つは牛肉と野菜の炒め煮で、こちらは日本の牛丼によく似た味です。

サムギョプサル

ある時友人の作った豚肉のプルコギがとても美味しかったので作り方のポイントを聞くと、

「いい豚肉を使うこと」

との返事がかえって来ました。最初は謙遜して言っているのかと思っていましたが、誰に聞いても同じ返事でした。

それから韓国人をよく見ていると、牛肉や鶏肉に対するよりも豚肉に対する要求が高いのではないか、と思えてきました。

韓国の一般家庭にはだいたいみんな「焼き肉器」があります。もちろん何を焼いてもいいのですが、定番は分厚く切ったサムギョプサル(豚のバラ肉)です。

「焼き肉器」は網状になっているので余分なあぶらは下に落ち、表面がカリッと焼きあがります。それをサニーレタスとエゴマの葉の上に置き、焼いたニンニクとサムジャンを一緒に包んでパクリ。野菜と一緒に食べるのでさっぱりしてドンドン食べれちゃいます。

ちなみにこの時ご飯を一緒に包んで食べると美味しいのですが、韓国人には邪道と言われます。王道は豚肉に注意を集中することだそうです。実際、韓国人の食べるサムギョプサルの量はかなりすごいです。

この美味しいサムギョプサルを食べるために、みんな早起きしてでも市場に行きます。市場には野菜や果物、乾物やキムチなど様々な店が並びますが、豚肉を扱うお店がとても多く見られます。

そこで豚肉を選ぶ韓国人の目は真剣そのもの。豚肉の産地だけでなく豚の年齢や食べさせてきた飼料を確認する人までいます。納得できなければ別の店に行き、満足の品が見つかれば値切り交渉が始まります。値切りがうまくいってお目当ての豚バラが手に入ると勝利の笑顔でこちらをチラリ。

同じぐらい人気があるのがポッサムです。ポッサムとは豚肉か牛肉をじっくり茹でて、キムチとサンチュなどで包んで食べる料理のことです。でもダントツで豚肉が人気のようです。

ポッサム、といえばみんな当たり前のように豚肉をイメージして話しているので、私はわりと最近までゆで豚の料理のことだと思っていました。

「牛肉のポッサムが食べてみたい!」

とリクエストしたのですが、5対1で却下されました。

この時もポッサムにあうバラ肉と前足の肉を手に入れるため労力を惜しみません。韓国の食文化が伝統とこだわりのあることは知っていましたが、豚肉へのこだわりはもはや情熱でした。そのかいあって私も美味しいものをいただくことができ感謝です。

他にもチェジュ島のフッテジ(黒豚)は炭火で焼いたときの味は格別!スユッ(ゆで豚)はシンプルな料理である分、豚肉の味が勝負の決め手です。

さけ
韓国のお酒の飲み方~マナーを知ってもっと美味しく!

韓国は上下関係を非常に重視する文化です。でもとても友好的で気さくな人たち。そこで、お酒の席で韓国人と仲良くなるために知っておくべき基本的マナーを覚えましょう。ここでは日本と違うマナーだけいくつか挙げたいと思います。

日本人の間違いとして一番目立つのが、お酒を飲むときの顔の向きです。
目上の人のから顔を少しそむけるようにし、口元を手で隠すようにして飲みます。正面で相手の目を見ながら飲むなんでもってのほかです。

さけ

それから、注ぎ足しはしてはいけません。気をつかったつもりでも韓国ではマナー違反です。正式な場では手酌はNG。
お酒はすすめられてからあずかるのが基本の飲み方なので自分で飲み進めていってはいけません。

友人と気楽に飲む際には、今挙げたような堅苦しい決まりはありませんが、お酒を注ぐときの左手にだけは注意してください。
友達同士だとしても、左手はお酒の瓶に添えるか右腕に触れるようにします。韓国では握手の時にもこのようにして敬意を表します。まさに基本中の基本です。

これらの飲み方だけ守れれば韓国人に不快な思いをさせることなくみんなで楽しむことができます。では美味しい話に移りましょう。

日本で、

「ネギマ、サキイカ、たこわさが好き!」

と言えば、

「この人酒好きだな」

の目で見られるでしょう。

韓国でもし、

「スープが好き!」

という人がいたら、だいたいその人は飲み助さんです。韓国で日常よく飲まれているお酒が焼酎ですが、焼酎のお供にスープは欠かせないのです。

韓国の焼酎は20度ぐらいで、普通はよく冷やしてストレートで飲みます。それからスープをゆっくり味わいます。
まず外せないのがキムチチゲ(キムチスープ)。鍋とスープの中間のような料理で、日本でいうキムチチゲのように野菜を足しながらグツグツすることはありません。

それからヘムルタン(海鮮スープ)、ソルロンタン(牛骨スープ)、オデンタン(練り物スープ)などなどスープ類は本当にたくさんあります。

ちなみにオデンタンのオデンとははんぺんなどの練り物のことですが、オデンタンと日本のおでんは非常によく似ています。
でも日本ではおでんは食べるのもとの感覚に対し、韓国のオデンタンは飲むものです。

家で、とにかく簡単に早く焼酎が飲みたい、というときはミヨッグ(ワカメスープ)、コンナムルグ(もやしスープ)、テンジャング(味噌汁)などを用意します。
それもめんどくさい時はインスタントラーメンでOKです。

そして気軽に飲まれているのがビールです。韓国のビールは度数が低く味もかなり軽いので、お酒があまり強くない、という人でも楽しめると思います。

そしてビールのおつまみと言えば、なにはさておきフライドチキン!味のバリエーションも豊富でビールに欠かせません。
ここ数年若者たちの間で流行りだしたチキンとビールのコンビですが、今や韓国の食文化ともいえるでしょう。

それから忘れてならない「マッコリ」があります。とてもまろやかな優しい味なので、それだけでどんどん飲めてしまうようなお酒です。
でもおつまみとして定番なのがプッチンゲ(チヂミ)やオジンオポックン(イカのピリ辛炒め)です。マッコリは他のお酒やジュースと割って飲むのもおすすめです。

お酒は会話を弾ませ楽しい雰囲気を作り出してくれるもの。それに飲み方は韓国の習慣や食文化さらに歴史を後代につなげるもの。
私たちも韓国の文化に触れながら爽やかな時間を過ごせたらいいですね。