ホールケーキ
韓国ではケーキも分け分け!フォークでパクパク!それが楽しい!

ホールケーキで盛り上がるのは万国共通。日本人だと切り分けて食べるのが一般的なホールケーキですが、韓国人はその食べ方がとってもアットホームなんです。

ケーキがテーブルの真ん中に置かれると、みんながフォークをもってスタンバイ。コーヒーもしくはワインをいれたら準備完了。一つのホールケーキをみんなでつついて食べるんです。

もちろん、かなり親しい間柄でなければこの食べ方はしないそうですが、日本だったら家族でもしませんよね。

 

ホールケーキ

 

しない、というよりその発想がない。パンをハサミで切る光景は見慣れていたので、もしもケーキをハサミで切るのならそれほど驚かなかったと思いますが、切り分けないのは私の想像を超えていました。

でもこれが楽しいんです。ポテトチップスをみんなでワイワイつまむ感じでとってもフランキーなスタイル。

その他にもいろいろな物をダイレクトに分け合います。カップのアイスクリームも同じことです。大きなサイズを数人の友達と一緒に食べます。

日本だったら恋人でもない異性の友人と二人で同じカップアイスを一緒に食べることはあんまりないと思います。もしあったとしたら、お互いに気まずいか、逆にちょっとラブラブになるかもしれません。韓国では普通すぎてなんとも思いません。

それから他にもペットボトルの飲み物。4,5人で遊びに行ったとします。そこで飲料水を買う場合、2リットルぐらいの大きなペットボトルを一本買うんです。飲むときにはみんな口をつけずに宙に浮かせた状態で回し飲みです。

実は今、私はこの技を練習中です。なかなか難しくてまだ成功は五分五分といったところです。傾けないともちろん水は出てこないし、うっかり傾けすぎると口からあふれます。その加減が難しいのです。

韓国人たちはみんな慣れているのでとてもスムーズです。ゴミも少なくエコですね。自分専用ボトルから飲むときも口をつけずに飲む人が多く、なぜそうするのかを聞くと、

「何となく習慣で」

だそうです。

ファーストフード店などのジュースやコーヒーを飲む時、フタを外せば基本誰が飲んでもいい、というような感覚も新鮮でした。

つまり、人が飲む時に使ったストローを使うのは失礼だけど、ストローがついているフタを外してカップから直飲みすればオッケー、という感覚です。

もちろん目上の人にこんなことはしませんが、韓国人が非常に重視する「タメ」となら、2,3回会議で会っただけの関係でも普通にできてしまいます。

韓国人は人とのつながりを本当に大切にします。私が韓国人のケーキの食べ方からかいま見ることのできたこの食文化は、まさに韓国人の人との接し方や関わり方をよく表していると思います。彼らの温かさや親密さを感じられる楽しい経験です。

インスタントラーメン
韓国のハイクオリティーなインスタントラーメン

健康意識、美容意識が高い韓国で、インスタントラーメンは「体に悪い」というのが、一般の人の考えです。

 

でも、口ではそう言いながらみんな実はインスタントラーメンが大好きです。実際韓国のインスタントラーメンはとっても美味しく、すでに韓国の一つの食文化ともいえるでしょう。

私の友人は、

「たくさんのニンニクを切らずに丸ごと入れてラーメンを作れば、毒素はすべてニンニクが吸収してくれるから大丈夫」

と言っていました。まるで説得力のない言葉ですが、彼はこの独自の考えを信じていました。

韓国のラーメンは太麺のものが多くモチモチした食感です。

インスタントラーメン

 

私の大好きなラーメンは「長崎チャンポン」。これ、名前は長崎チャンポンですが味は日本の長崎チャンポンと全く違います。色は白くてだいたい同じなのですが、かなり辛いのが特徴です。

辛いイコール赤い、が定番だった中で白いのに辛いこのラーメンはかなりのブームになったそうです。

もともとラーメンにこだわりも興味もなかった私ですが、韓国の長崎チャンポンにはハマりました。毎回友人に持ってきてもらうほどです。

ジャージャー麺とスパゲティをかけた「ジャパゲティ」も人気です。カップ焼きそばと同じ要領で作るのですが、お湯を全部切ってしまうのではなく少し残すのがポイントだそうで、その時の韓国人の表情は一応に真剣です。

ちなみに私には甘すぎてダメでしたが、私の日本人の友人はこれが大好きなので機会があったらお試しあれ。

食べ方も韓国らしいです。数人で食べるとき、大鍋で作り鍋ごと食卓にドンとおきます。それで、まるで味噌煮込みうどんを食べるかのように自分でお碗にとりながら食べるんです。

ご飯も欠かせません。ご飯がめいめいに取り分けられる時もありますが、簡単に済ませたい時はラーメンの鍋の横にご飯の入ったどんぶりが置かれ、食べたい分を自分でラーメンの上にのせて食べます。ラーメンでご飯を包むように食べてもOKです。

ラーメンだけでお腹いっぱいになるのに、どうしてご飯を食べたいんだろう?と不思議に思っていましたが、やってみると、ご飯がすすむ!

日本のインスタントラーメンでもやってみましたが、なにか違うんです。辛いからなのか、韓国のインスタントラーメンにはご飯がベストマッチです。

韓国ドラマでおなじみの、鍋のフタを取り皿代わりに使って食べるアレ、男性一人暮らし、などの場合はやる人もいるようですが、家でやってオンマー(お母さん)に見つかるとかなり怒られる行儀の悪い食べ方だそうです。

カップラーメンを食べるときにフタを三角に折って取り皿にするのも韓国風。「熱いから」が主な理由のようですが、上品なのかワイルドなのか微妙なところがまた面白いです。インスタントラーメン一つでこんなに韓国の日常が見えてくるって本当に興味深いですね。

オイキムチ
韓国人が家でも食べる!本当に人気な韓国料理とは?

海外で日本料理店に行くと、寿司、そば、刺身、天ぷらなどをよく目にします。でも煮物や酢の物ってあまり見かけないかも。

韓国料理も同じで、お店で私たちが食べる韓国料理と韓国の家庭で日常食べられているものに少しの違いがあります。韓国の食文化を知りたいならまず家庭から。ここでは韓国人に人気の、そして日本人にも人気のある家庭料理のいくつかを紹介します。

■オイムッチム(キュウリのあえ物)

オイキムチ
キュウリの酢の物韓国版、といった感じのものです。まずキュウリを輪切りにし、そこにみじん切りのニンニクと酢を入れよく混ぜ合わせます。味を見ながら塩と粉唐辛子を加え、ゴマ油を回しかければ出来上がりです。

■ダットリタン(鶏肉の辛い煮物)
これぞ韓国、という味と色です。本場では鶏丸ごと1羽を解体して使いますが、日本では鶏手羽元を使えば十分だと思います。鶏肉を圧力鍋で5分加圧します。
フタを取り一口大に切ったジャガイモ、ニンジン、玉ねぎを入れます。そこにみじん切りのニンニクをたっぷり入れ、醤油、コチュジャン、粉唐辛子、砂糖を同量ずつ入れて5分加圧します。味を調えて完成です。

■ジンダッ(鶏肉の煮物)
ダットリタンが辛すぎる、という人におすすめなのがこれ。材料も作り方もダットリタンとほぼ同じですが、そこに太くてコシの強い春雨が入るとベストです。醤油と砂糖だけで煮るので、日本の味によく似ています。

■パジラカルグックス(あさりのうどん)
とてもさっぱりした味のあさりの香りのきいた麺物です。まずたっぷりの水で煮干しのだしをとります。そこに小さめに切った野菜を入れていきます。
何の野菜でもいいのですが通常はジャガイモ、ズッキーニ、えのき、ニンジンなどです。そこに青唐辛子とあさりを入れ、塩とコショウで味付けします。ゆでたてのうどんにアツアツのスープをかけて出来上がり。

■カンジャジョン(ジャガイモのお焼き)
チヂミのように薄くのばして焼くお焼きです。材料はジャガイモだけ。ジャガイモをなるべく細い細切りにし塩を入れて、油を多めにひいたフライパンで焼きつければ完成。
ジャガイモが太めになってしまった時は、少量の小麦粉と水を入れるとバラバラになりません。ニンジンの細切りや青唐辛子をいれてもいいでしょう。食べるときにお好みで醤油とゴマ油を合わせたタレにつけます。
ジャガイモを細切りにするのではなく、すりおろすタイプもありますが、個人的な好みでは歯触りの楽しい細切りタイプがおすすめです。

今ここに紹介した韓国料理はどれも、私が日本人の友人たちに作ってとても人気だったメニューです。簡単にできるのでぜひ試してみてくださいね。

サムギョプサル
韓国人の豚肉への情熱的なこだわり~サムギョプサル、ポッサム…

プルコギという料理には2種類あります。一つは豚肉と野菜のピリ辛炒め、もう一つは牛肉と野菜の炒め煮で、こちらは日本の牛丼によく似た味です。

サムギョプサル

ある時友人の作った豚肉のプルコギがとても美味しかったので作り方のポイントを聞くと、

「いい豚肉を使うこと」

との返事がかえって来ました。最初は謙遜して言っているのかと思っていましたが、誰に聞いても同じ返事でした。

それから韓国人をよく見ていると、牛肉や鶏肉に対するよりも豚肉に対する要求が高いのではないか、と思えてきました。

韓国の一般家庭にはだいたいみんな「焼き肉器」があります。もちろん何を焼いてもいいのですが、定番は分厚く切ったサムギョプサル(豚のバラ肉)です。

「焼き肉器」は網状になっているので余分なあぶらは下に落ち、表面がカリッと焼きあがります。それをサニーレタスとエゴマの葉の上に置き、焼いたニンニクとサムジャンを一緒に包んでパクリ。野菜と一緒に食べるのでさっぱりしてドンドン食べれちゃいます。

ちなみにこの時ご飯を一緒に包んで食べると美味しいのですが、韓国人には邪道と言われます。王道は豚肉に注意を集中することだそうです。実際、韓国人の食べるサムギョプサルの量はかなりすごいです。

この美味しいサムギョプサルを食べるために、みんな早起きしてでも市場に行きます。市場には野菜や果物、乾物やキムチなど様々な店が並びますが、豚肉を扱うお店がとても多く見られます。

そこで豚肉を選ぶ韓国人の目は真剣そのもの。豚肉の産地だけでなく豚の年齢や食べさせてきた飼料を確認する人までいます。納得できなければ別の店に行き、満足の品が見つかれば値切り交渉が始まります。値切りがうまくいってお目当ての豚バラが手に入ると勝利の笑顔でこちらをチラリ。

同じぐらい人気があるのがポッサムです。ポッサムとは豚肉か牛肉をじっくり茹でて、キムチとサンチュなどで包んで食べる料理のことです。でもダントツで豚肉が人気のようです。

ポッサム、といえばみんな当たり前のように豚肉をイメージして話しているので、私はわりと最近までゆで豚の料理のことだと思っていました。

「牛肉のポッサムが食べてみたい!」

とリクエストしたのですが、5対1で却下されました。

この時もポッサムにあうバラ肉と前足の肉を手に入れるため労力を惜しみません。韓国の食文化が伝統とこだわりのあることは知っていましたが、豚肉へのこだわりはもはや情熱でした。そのかいあって私も美味しいものをいただくことができ感謝です。

他にもチェジュ島のフッテジ(黒豚)は炭火で焼いたときの味は格別!スユッ(ゆで豚)はシンプルな料理である分、豚肉の味が勝負の決め手です。

さけ
韓国のお酒の飲み方~マナーを知ってもっと美味しく!

韓国は上下関係を非常に重視する文化です。でもとても友好的で気さくな人たち。そこで、お酒の席で韓国人と仲良くなるために知っておくべき基本的マナーを覚えましょう。ここでは日本と違うマナーだけいくつか挙げたいと思います。

日本人の間違いとして一番目立つのが、お酒を飲むときの顔の向きです。
目上の人のから顔を少しそむけるようにし、口元を手で隠すようにして飲みます。正面で相手の目を見ながら飲むなんでもってのほかです。

さけ

それから、注ぎ足しはしてはいけません。気をつかったつもりでも韓国ではマナー違反です。正式な場では手酌はNG。
お酒はすすめられてからあずかるのが基本の飲み方なので自分で飲み進めていってはいけません。

友人と気楽に飲む際には、今挙げたような堅苦しい決まりはありませんが、お酒を注ぐときの左手にだけは注意してください。
友達同士だとしても、左手はお酒の瓶に添えるか右腕に触れるようにします。韓国では握手の時にもこのようにして敬意を表します。まさに基本中の基本です。

これらの飲み方だけ守れれば韓国人に不快な思いをさせることなくみんなで楽しむことができます。では美味しい話に移りましょう。

日本で、

「ネギマ、サキイカ、たこわさが好き!」

と言えば、

「この人酒好きだな」

の目で見られるでしょう。

韓国でもし、

「スープが好き!」

という人がいたら、だいたいその人は飲み助さんです。韓国で日常よく飲まれているお酒が焼酎ですが、焼酎のお供にスープは欠かせないのです。

韓国の焼酎は20度ぐらいで、普通はよく冷やしてストレートで飲みます。それからスープをゆっくり味わいます。
まず外せないのがキムチチゲ(キムチスープ)。鍋とスープの中間のような料理で、日本でいうキムチチゲのように野菜を足しながらグツグツすることはありません。

それからヘムルタン(海鮮スープ)、ソルロンタン(牛骨スープ)、オデンタン(練り物スープ)などなどスープ類は本当にたくさんあります。

ちなみにオデンタンのオデンとははんぺんなどの練り物のことですが、オデンタンと日本のおでんは非常によく似ています。
でも日本ではおでんは食べるのもとの感覚に対し、韓国のオデンタンは飲むものです。

家で、とにかく簡単に早く焼酎が飲みたい、というときはミヨッグ(ワカメスープ)、コンナムルグ(もやしスープ)、テンジャング(味噌汁)などを用意します。
それもめんどくさい時はインスタントラーメンでOKです。

そして気軽に飲まれているのがビールです。韓国のビールは度数が低く味もかなり軽いので、お酒があまり強くない、という人でも楽しめると思います。

そしてビールのおつまみと言えば、なにはさておきフライドチキン!味のバリエーションも豊富でビールに欠かせません。
ここ数年若者たちの間で流行りだしたチキンとビールのコンビですが、今や韓国の食文化ともいえるでしょう。

それから忘れてならない「マッコリ」があります。とてもまろやかな優しい味なので、それだけでどんどん飲めてしまうようなお酒です。
でもおつまみとして定番なのがプッチンゲ(チヂミ)やオジンオポックン(イカのピリ辛炒め)です。マッコリは他のお酒やジュースと割って飲むのもおすすめです。

お酒は会話を弾ませ楽しい雰囲気を作り出してくれるもの。それに飲み方は韓国の習慣や食文化さらに歴史を後代につなげるもの。
私たちも韓国の文化に触れながら爽やかな時間を過ごせたらいいですね。